遠藤 克彦
Katsuhiko endo一級建築士
1970年 横浜市に生まれる 2010年~ 東京工芸大学工学部建築学科非常勤講師 |
父が設計事務所を経営していて、自宅に建築関係書が多く有り、自然と建築家を志していました。
「かつ」と名前を縮めて呼ばれていたことが多いですね。今でも親友達はそう呼びます。
大胆かつ繊細。
仕事以上に熱中していることではありませんが、ロードバイクでしょうか。もともと自転車が大好きで、高校時代より北海道一周などを走っていました。
忙したがり。そしてヒマが大嫌いで、時間を無駄にすることも大嫌いです。常にスピード感を持って生きていきたいと思います。
どちらも大切だと思いますが、どちらかと言えば「革新」がより魅力に感じます。新しい物事を考えていくためには、基本となる事象、つまり伝統的なことや基礎的なことが理解出来ていて、初めて革新的なことに至ることができると考えるからです。いきなり革新的な物事には辿り着けません。しかしながら伝統的なことを知らなくては物事の土台は築かれないと考えます。
好きというより、会ってみたかったのは「エドゥアルド・チリダ」。
アウトドア派です。
海派です。大学院時代の恩師より「魚突き」を教えていただいて以来、海が大好きになりました。もともと山岳部だったのに不思議なものです。
春です。だんだんと暖かくなっていく空気感が好きです。
実家では犬を飼っていました。が、猫も嫌いではないです。猫は飼ったことがないのですが、飼ったら飼ったで面白いらしいですね。
仕事のために移動するための手段は電車です。クルマは大好きで何台も乗っていましたが、仕事で使うとなると移動時間が読めないというリスクがあり、最近手放してしまいました。また都内の移動は電車で住んでしまうという便利さを享受しています。しかしながら最近またムクムクとクルマ欲しい病が再発しており、悩ましい限りです。ちなみに趣味のロードバイクで移動するというのは、これはこれで意外に難しく、たまに通勤に使う程度です。
朝型です。学生時代から創業時までは徹底的な夜型だったのですが、夜型の生活は食事が不健康になりがちで、思い切って朝型に切り替えて大成功しています。
右利き。
難しい質問ですが、どちらかというと肉食系だと思います。
自転車の上。一人になれるということと、風を感じることが出来る場所。
きっと溜まっているであろう洗濯をしてからロードバイクに乗ってどこかへ走りにいきます。
海へ!
スコットランドを旅してみたいと思っています。
自転車1台組むのに使って、残りは事務所の経営資金に。
過去。いろいろとやり直したいこと多々。直してもどうにもならないとは思いますが、多少は後悔の数が減るかと。
人生でもっとも影響を受けたコトは、原広司先生に出会うことができて、原研究室で諸先輩達とプロジェクトをまとめていく時間を得て、多くの方々と建築を語る場所を得たこと。この全てです。
自分の好きな場所があること。そしてその場所が自分自身に閃きを与えてくれること。
特に時間や場所に関わらず、アイデアは閃きます。小さな所作の中で気付きを得ることが多いです。
街を歩きます。都市は多くのインスピレーションを与えてくれます。
大学に入る時に経済学も面白そうだと考えたことがあります。そういう意味では社会芸術である建築には、そのような経済学的な思考も必須だと思っており、そんな研究者や実務者という可能性もあったかもしれません。
大学院博士過程在籍時に事務所を開設して以来、自分の設計事務所で建築活動を行っています。他の仕事をしたことはありません。就職もしたことがないということが人生経験として良いのか悪いのか、両側面があります。
原広司先生です。当時より建築家になるためには、建築家の横に居続けることが重要だとおっしゃっておられました。そのことを今自分が建築事務所を営んでいて痛切に感じています。
誠実さ。
クライアントの意向を100%反映しても良い建築にはならず、逆に建築家の作意100%で計画しても良い建築にはなりません。その意向とその作意を「社会財としての建築」のために重ね合わせていくことが大切だと思います。大切なのは人と人との「コミュニケーション」です。
有り体ですが、竣工時の、クライアントの笑顔。そして、その建物を使っている人、住んでいる人の笑顔です。
印象的な出来事が多過ぎてます。毎日毎日が印象的であり、毎日毎日が大切な出来事の連続です。